薬機法チェックのおしごと

薬機法に基づいた広告チェックを行っています。

「4週間で-20kg」広告、なぜ平気でだす?そして買っちゃう?

これ、昨年の12月の記事です。
www.asahi.com

こんなのありえんでしょ。とすぐに思ってしまいますが
企業はどうして平気でやっちゃうの?
もし購入した人がいたら、どうし買ってしまうの?

消費者の心理

痩せたい、キレイになりたい。そんな願いを持つ人が多いのはすごく理解できます。
私も痩せたいは無いけど、きれいになりたいはいくつになっても思うし。
一瞬で叶えてくれそうな広告に、つい期待しちゃいますよね。

「国が認めた」的な言葉も誘惑の一つでしょうね。
機能性表示食品って、企業が自分たちで効果を証明して国に届け出るシステムなので、国が認めているわけでもなんでもない。
でも、機能性表示食品って書いてあると、なんだか公式にOKが出てるみたいなイメージもあるでしょう。

企業はなんでこんなことするの?

ダイエット市場は戦場。叩いても叩かれても次から次へと新しい商品が出てきます。
だから、できるだけ大げさに宣伝しないと埋もれてしまう。
そして機能性表示食品の制度はトクホと違って、ちょっとゆるゆる。
だから、機能性表示食品を謳って「お墨付き風」にしているのもあると思う。

このような商品のチェック依頼がきたら?

薬機法だけではなく景品表示法の観点からもチェックをします。
過大な効果は謳うことはできないのでNGなものははっきり言います。
機能性表示食品の場合は、届け出た内容に基づいて表現をチェックするようにしています。
「国が認めた」的な表現はNG出します。
体験談はNGではないので過大な効果を示唆しないよう注意しながら使用します。
健康に対する一般的な知識を提供することは必要と考えています。(飲むだけでは痩せられない的な)それによって信頼を得られるようにします。

上記のようなことに気を付けてお仕事をしています!